2024年度3例会目『ねこはしる』

<低学年Bコース/高学年CDコース例会>

ーアートインAsibinaー

2025年1月25日(土)
【会場】静岡市民文化会館A展示室
【開演時間】18:00
(受付17:30~/開場17:45)
【上演時間】60分

原作:工藤直子

構成・演出:西田豊子
ストリングラフィ指導・協力
  水嶋一江(スタジオ・イヴ) 

雪国の 山あいの小さな村
内気でのろまな 黒ネコのランは
ひとりぼっちの魚と 友だちになりました

春から夏へ 夏から秋へ
めくるめく季節を 魚と過ごし
ランは 黒くつやつやの若者に なりました
ところがついに 他のネコたちが 魚をみつけ
満月のよるに「魚とり競争}が 行われることになりました

満月が 明日に迫り ランと魚は 語り合います

いのちって 何?
死ぬって どういうこと?
本当の ともだちって 何?

そのとき 客席は客席でありながら
共感あふれる ライブな「体験」となります
カンゲキ(感激=観劇)を 生きる力に!
…それが 私たちの願いです

「ねこはしる」にはリズミカルでイメージ豊かに情景や気持ちを伝えるオノマトペ(擬音・擬態語)がいっぱい。詩的に音楽的に、イメージを共有する「ことば」の楽しさを味わってみて下さい。

◆◇◆音と音楽◆◇◆

「ねこはしる」にはさまざまな楽器が登場。透明な音色のオカリナやギターとウクレレの仲間、ギタレレ。そして、絹糸と紙コップの糸電話のような創作楽器、ストリングラフィ。メロディや和音、風の音、蛙の鳴き声などの効果音、イメージ音やリズムを奏でます。三人の俳優たちの「こえ」も「からだ」も楽器。役柄や感情をのせて響きあいます。

◆◇◆ことば◆◇◆

俳優たちは原作で「書きことば」として書かれた全てのことばを、「今ここで、あなたに伝えたい!」という思いをこめ、「話しことば」として語りかけます。そして、その時応えてくれるのが、観客の皆さんのイマジネーションパワー。客席では、届いた「ことば」を受けとめ、自分の記憶として、感情として、心を揺らせてくれるのです。このライブの「ことば」のコミュニケーションこそ、「ねこはしる」の舞台の一番の魅力と言えるかもしれません。

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